星の王子さま (集英社文庫)

  • 集英社 (2005年8月26日発売)
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毎晩2ページずつ、やっと読み聞かせが終わって振り返ると、ずいぶんと難しいお話だったように思う。大人でも考えさせられる。まるで謎かけだ。
ここから何をすくって、何を自分たちの血肉にしてくれるのだろう。

星の王子さまは、すこし物悲しくてどこか寂しい。
そしてぼくの当たり前の中に、いくつかの示唆だけを残して故郷に帰っていってしまう。さすがフランス人。深い。そして分かりにくい。ガス燈の点灯夫のくだりなど、参考書が欲しいと思ったくらいだ。
単純な私は、王子さまとぼくが睦まじく暮らしましたとさ、という勝手な結末を思い描きながら読んでしまった。
すまん、我が子ら。

もしいつか覚えてくれていたら、解釈を聞かせて欲しいな、なんてひっそり思った。
ん?もしかすると、自分はバラなのかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月27日
読了日 : 2023年9月27日
本棚登録日 : 2023年9月27日

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