毎晩2ページずつ、やっと読み聞かせが終わって振り返ると、ずいぶんと難しいお話だったように思う。大人でも考えさせられる。まるで謎かけだ。
ここから何をすくって、何を自分たちの血肉にしてくれるのだろう。
星の王子さまは、すこし物悲しくてどこか寂しい。
そしてぼくの当たり前の中に、いくつかの示唆だけを残して故郷に帰っていってしまう。さすがフランス人。深い。そして分かりにくい。ガス燈の点灯夫のくだりなど、参考書が欲しいと思ったくらいだ。
単純な私は、王子さまとぼくが睦まじく暮らしましたとさ、という勝手な結末を思い描きながら読んでしまった。
すまん、我が子ら。
もしいつか覚えてくれていたら、解釈を聞かせて欲しいな、なんてひっそり思った。
ん?もしかすると、自分はバラなのかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年9月27日
- 読了日 : 2023年9月27日
- 本棚登録日 : 2023年9月27日
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