絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2015年9月4日発売)
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本棚登録 : 236
感想 : 18
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最近、ワークマンやブルーオーシャンを読んだので、逆に値上げ方面の本を読んでみようということで選んだ本です!
値上げに踏み切れない最大の原因は、経営者・スタッフが値上げは悪いことと思っていることです。
また、値上げをするとお客さんが全員いなくなってしまうと思っています。
そのマインドを変えるために大事なことは、いかに自社の会社が素晴らしいか、商品が素晴らしいか、改めて確認することです。
長い歴史、メンテナンスの充実、他にはできない、緊急対応等、経営者自身がまずは誇りをもち、スタッフが誇りをもつこと。そうなれば多少のクレームや値下げ交渉なんて気になりません。そんなこと言ってくるなら買ってもらわなくて結構です、それくらいのプライドを持って仕事をすることができると思います。

値上げに一気に踏み切らないまでも、
まずは、自社の良いところを文章にしてみる、社内に落としてみる、もしも説明するならどのような文章でいくか作ってみる。
そのような事前準備をしていく中で気持ちも整理されて、「あれ?値上げ行けるんじゃない?」となる可能性もあります。

読みやすく、要点もまとまっていていい本でした。

↓メモ

価格競争で勝つのはマーケットにおいて1社のみ

☆経営者の仕事とは「会社の未来を作る」こと。経営者は時間の多くを、未来を作るための人脈作りやスキルアップに充てることが大事

☆利益が倍になれば、極端な話、これまでの半分の数を売ればいい
(販売数1/2 クレーム1/2)

☆価値ある情報、お店の歴史や料理の工夫などをしっかりと伝える

うちはしっかりとした仕事をしたいから、この値段以下では受けれません。
社員の誇り、プライドの形成

値段が高いということで、業界1位という印象が働く人達の間に一気に広まった

☆一般的な価値は14項目
数が少ない、めったに無い、作れる人が他にいない、長い歴史、メンテの保証がすごい、緊急時の対応がいい

☆価値情報を文章として伝える
値段を上げられないのは説明の仕方を変えていないから、工夫していないから
説明の仕方を変えることにコストはかかりません

経営者やスタッフに値上げは悪いこと、値上げをしたら買ってもらえないという精神的なハードルがある

現場を離れて未来を作るマネジメントに時間を割く

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年8月4日
読了日 : 2020年8月2日
本棚登録日 : 2020年8月2日

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