一番最後の「樹海の人」を読んだとき、村上春樹さんの、題名は「鏡」だったと思う、短編を思い出した。夜の校舎だったかで、壁の鏡に自分がうつっていたが、その表情がものすごい憎しみの表情で、怖くなって持っていたバットで鏡を割ったが、後でその場所に行ってみたら鏡などなかった。「樹海の人」は未来の自分が世をはかなんで樹海で自殺しようとするのに出くわしたと信じるようになった。自分は何のために生きるのか、自分とは何者なのか、自分自身の存在意義を考えさせられる。
読書状況:読みたい
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年6月4日
- 本棚登録日 : 2022年6月4日
みんなの感想をみる