木曜日にはココアを (宝島社文庫)

著者 :
  • 宝島社 (2019年8月6日発売)
4.06
  • (2064)
  • (2337)
  • (1247)
  • (177)
  • (36)
本棚登録 : 25065
感想 : 1958

はー。優しくて優しくて、心が解けるってこの事か〜って思いました。
12個の短いお話が一冊に詰まっていて、何処かの町の川沿い、桜並木が終わるところにある小さな『マーブル・カフェ』を起点に始まります。そこに通うお客さん、その知り合い、の知り合いなど物語は続いてゆき、読み終わった時このタイトルの意味が物語として繋がり、旅をして帰ってきたような感じ。
人と人の繋がりや思い遣り、とにかく優しいお話でじわじわ気がつくと涙が出ていました。

青山美智子さんのお話は「鎌倉うずまき案内所」から二作品目。どちらも本当に優しいお話でとても穏やかな気持ちになりました。傍にいてくれる人を大事にしようって思えるような読後感。

私もちょっと落ち着いたカフェで、本を読みながらココアが飲みたくなりました。これから寒くなるしね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年9月5日
読了日 : 2021年9月5日
本棚登録日 : 2021年9月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする