カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)

  • 光文社 (2006年11月9日発売)
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ティーンズ向けの書棚にあった光文社出版の著書は、1巻よりも読みやすくてよかった。
ゾシマ長老の話がとても心に残った。自分のことを言われているようでギクリとした。
自分をできるだけ目立たせることに夢中になり、もろもろの努力の結果、自己喪失が生まれる。自分の存在をはっきり際立たせてくれる人生の充実の代わりに、完全な孤立に陥っているからだ。自分の穴に閉じこもり、他人から遠ざかり、自分自身を、自分が持っているものを隠し、ついには自分から人に背を向けて、自分から人を遠ざける結果になっている。
人々がばらばらに孤立しているのは不自然。
人は一人では生きていかれない。頭で考えるのではなく、素直に毎日に感謝して自然に生きるのがいいと思う。これまで随分不自然な生き方をしてきたのではないかな・・・と思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年1月1日
読了日 : 2013年12月22日
本棚登録日 : 2014年1月1日

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