戦後日本の最良の知識人(少々古い表現ですね!)である著者の実体験をベースに書かれたエッセイ。エッセイとはいっても、歴史と時代状況を踏まえて、物事の本質に迫ろうとする堀田善衞の姿勢には感服する。とは言え、あくまでも文学者の視点からの批評であり、経済、政治のトータルな視点からの中国理解は、別の本できちんと学ばねばならないだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経済、社会
- 感想投稿日 : 2014年6月2日
- 読了日 : 2014年6月2日
- 本棚登録日 : 2014年5月9日
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