NARUTO―ナルト― イタチ真伝 暗夜篇 (JUMP j BOOKS)

  • 集英社 (2015年10月2日発売)
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感想 : 12
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うちは一族の滅亡の詳細に触れられている。
断片的にダンゾウやうちはオビトが介入していたことは示唆されていたが、これを12歳の少年に実行させたことが我々との倫理観の違い、ひいては年寄りたちの愚かさを感じさせる。
ダンゾウは里のためという言葉を盾に自分の言うがままの里を作ろうと動き、ヒルゼンは煮え切らず責任を持った判断を下すことができず、残り二人はダンゾウの腰巾着レベル・・・
オビトによる殲滅の分担に彼本来の配慮がうっすらと見られる中、すべてを成し遂げ、いつか来る弟に殺される日を待ち望む彼が火影になる世界があったら・・・そう思ってやまない。
ただ、本編で彼は弟に胸中を語って去れたことと、同じ夢を持つ仲間と語れたこと、それだけでも幸せだったのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年5月16日
読了日 : -
本棚登録日 : 2020年5月16日

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