マイホーム価値革命―2022年、「不動産」の常識が変わる (NHK出版新書 519)

著者 :
  • NHK出版 (2017年6月8日発売)
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感想 : 26
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kindle unlimitedで読めたので読みました。
何の気なしに読んでみましたがなかなかおもしろかったです。
夫が何かにつけてもう少ししたらマンション買おうよ☆とのんきに言ってるけれど本当に買ってよいのかしら?と思っていたのですが、住まいとして住むなら資産とか投資とか甘っちょろいことを考えずに住み倒すという気持ちで住んでしまうのもありということが分かりました。
一方で投資も視野に考える場合では入手コストを抑えたり十分なexitも考えてやってるんだなぁ、なるほどなぁと思いました。具体的な事例があるのがいいです。
参考になったのが、売りづらくて買い叩かれ気味な二世帯住宅を買って(ただし完全別居型)、一世帯部分を貸すという方法。これなら親が元気なうちは収入を確保しつつ、将来親の面倒を見るというフェーズに移行したとしてもやりやすいなぁと思いました。もうひとつが、1Kマンション投資の方がファミリー向けマンションよりも坪あたりのコスト利回りが良く、さらに住民の入れ替えがある方が価格設定上もやりやすいとのこと。個人的にはまとまったお金があれば昔住んでいた学生街の1Kマンションとかを投資したいなぁと思っていたりもしたので、もう少し勉強してみてもいいかもしれない。具体例で挙げた人は築5-10年以内のマンションに絞って5年以内には売却するという。そういった形でリスク回避/利益確定or損切りというのもいいのかもしれないな。とにかく先立つものはお金だけどね。
あと、2022年以降は農地が出てきて、不動産事情が大きく変わるとのこと。家族のタームとしては時期的に買うなら2021年頃かなと思っていたけど、もう数年粘って我慢してみてもいいのかもしれない。もちろん子どもたちの人生イベントを重視したいけども・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年7月11日
読了日 : 2018年7月11日
本棚登録日 : 2018年7月11日

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