偽善のすすめ: 10代からの倫理学講座 (14歳の世渡り術)

  • 河出書房新社 (2014年2月13日発売)
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感想 : 19
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偽善について、そこまで深く考えたことはなかった。そして、偽善というのは悪だという先入観念はあった。そういえば、就活のときに、就活の結果を良くするためにボランティアしてる人たちを侮蔑の目で見ていたなあとおもいだしたので、自分の中では、偽善は悪だったのだろう。
しかし、この本を読んで、しない善よりもやる偽善、そして、善行に関して、そんな切り詰めて考える必要はないという考えに、感銘を受けた。
確かに、腹の中にどれだけ打算的なことを考えていても、善行を実践しているのだから、相手にとっては、善行をしてもらったという結果は変わらないのである。それならば、腹の中がどうであろうが、善行をした方がいい。これからは、もっと善行について軽く考え、自分が善行を行いたくなったときに、行うことにしよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年12月13日
読了日 : 2022年12月12日
本棚登録日 : 2022年12月12日

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