日の出通り商店街 いきいきデー・・・
まず、タイトルからしてぶっ飛んでいるのですが、読みだすと、さらにぶっ飛びます(笑う)
ブラックユーモア、と言えば良いのでしょうか?なかなかエグい内容なのですが、非常にポップな物語に思えました。
白髪急行・・・不気味です。わずか10ページのストーリーなのに、なんでこんなに不安になるのでしょう。
らも氏の作風の幅広さが見えます。
微笑と唇のように結ばれて・・・古典的なホラーと、静かなエロティックさで描かれています。情けない男の話なんだけれど、終始もの悲しさに彩られています。
白いメリーさん・・・かつて都市伝説となったいた、
「メリーさん」を題材にしているようです。
あまり詳しく書くとネタバレになってしまうのですが
このメリーさんの描かれ方が少々変わっています。
ラストの引き際には、呆然としてしまいました。
中島らもさんの小説は、初めて読みました。「奇才」と聞いていましたが、確かに、かなり独創的な発想をお持ちの方のようです。
不気味、ブラックユーモアに支配されているような
短編集です。
初めて読んだ、らも氏の小説がこれで良かったと思いました。なんというか、入りやすい。
他の作品も読んでみたいと思いました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年4月10日
- 読了日 : 2014年4月9日
- 本棚登録日 : 2014年2月6日
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