「相思相愛、男と女、五分と五分」
この言葉が何度も、それはもう何度も繰り返されます。
「もう分かったわ! 」という程繰り返されます(笑)
しかしながら、これが重要なのです。
主人公の真知子は、カズさんと五分と五分でありたいと願っていますが、これがなかなか上手くいかない。
周りの目や、カズさんの生まれ育った環境や、いろいろなものに邪魔をされます。
いい意味で、中上健次さんの作品らしくなかったです。
女性視点だからでしょうか。それとも紀州の泥臭い感じが描かれていないからでしょうか。
ラストは、人によって賛否分かれると思いますが
自分好みでした。
そして、この感動を引きずったまま、実写映画を
見たのですが・・・
なんで、こーなっちゃったの? という感じです。
最後の方は、原作無視どころの騒ぎじゃないし
真知子役が鈴木杏さんっていうのはどーも・・・
(ルックスとかスタイルとか)
あ、高良健吾さんのカズさんっぷりはなかなかでしたよ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2014年8月12日
- 読了日 : 2014年8月12日
- 本棚登録日 : 2014年8月9日
みんなの感想をみる