ついに高校卒業。
高校卒業って、進学やら就職やらで初めての街に住み替える時期になることも多い、転機。小熊、礼子、椎もそれぞれに転機を迎えることになる。一緒に過ごした濃密な時間が終わり、別れて別の道を行くことになる三人のシーンは、少しの感傷が三人らしい。手を振って別れるわけじゃない。それが彼ららしくてよかった。
どうせまた一緒に走ることになる。今生の別れではない。そんなことはわかってる。でも、間違いなく「別離」である。「別離」三人らしく迎えられたことは彼らにとって大きな意味を持つのではないかと思った。
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紙も電子も両方持ってるor持ってた
- 感想投稿日 : 2019年12月22日
- 読了日 : 2019年12月22日
- 本棚登録日 : 2019年12月22日
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