あさになったのでまどをあけますよ

著者 :
  • 偕成社 (2011年12月2日発売)
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本棚登録 : 2209
感想 : 230
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ブクログのレビューで知りました。
荒井良二さんは山崎ナオコーラさんの『モサ』の挿し絵を書いてらして、ずっと気になっていましたが初読みです。

繰り返しの言葉とリズム。
似ているようで全然違う、でもやっぱり似ている、あの子とその子の朝。
お日様がさしたり雲に隠れて見えなかったり。
雨が降ったり降らなかったり。
それでも朝は窓を開けて新しい空気を取り込む。

窓から見えるいつもの景色。
それはかけがえのないもの。
「だから ぼくは ここがすき」

好きだってことを心から肯定できる時って、どうしてこんなに満ち足りた晴れ晴れした気分になるのだろう、と思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2018年3月22日
読了日 : 2018年3月22日
本棚登録日 : 2018年3月22日

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コメント 3件

たださんのコメント
2023/05/14

5552さん

五年前とは驚きました。
こんなにも愛される絵本は、荒井さんにとっても、絵本自体にとっても、この上ない幸せだなと思い、ジーンとくるものがありました。

山崎ナオコーラさんの『モサ』、ネットで見てみたら、荒井さんの絵って、すぐ分かりますね。あらすじを見て、物語にも興味が湧き、読みたくなりました(^^)

5552さんのコメント
2023/05/15

たださん、おはようございます!

今日の朝は雨上がりの5月の中頃にしては少し肌寒い朝で、空気が水を多分に含んでいるように思え、みずみずしく爽やかな気分です。

5年前に読んだんですね、私。
細かいところは忘れてしまったけれど、印象は鮮烈で、タイムラインにこの本が上がってくると、嬉しい気持ちになります。

荒井さんの絵は、子供が思うまま描いたような自由さがありつつも、大人でしか描けない優しさがあるような気がします。
ナオコーラさんの『モサ』は、ダヴィンチで連載されてたのをチラッと読んだだけですが、それでも印象に残っていたんです。
本当、すぐ、荒井さんの絵だって分かりますよね。
私が絵描きだったら、そんな絵を描いてみたいものです。

たださんのコメント
2023/05/15

5552さん、こんばんは!
お返事ありがとうございます。

荒井さんの絵について、まさに仰る通りだと思いました。
大人でしか描けない優しさが、大人は勿論、子どもは子どもなりに感じ取れるから、絵本という形にした意味があるのでしょうね。

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