面白かった〜!
道徳の授業、皆さん好きでしたか?
私は好きでした。
なぜ、好きなのかというと、「答えが手に取るように分かるから」。
「こんなの、全然わからない」という同級生を、内心馬鹿にしていました。
はい、全然「道徳」的、じゃありませんね。
その後、いろいろあって、「道徳なんて、嫌い」になったのですが。
何年か前に、道徳の授業を教科化したと聞き、複雑な思いを抱いていたので、こちらの本を読むのを楽しみにしていました。
著書の高橋秀美さんは、ノンシャランとしているようで、博識で目の付け所が鋭くてドキッとしました。あと、皮肉屋。
明治時代に道徳界の偉人と呼ばれた西村茂樹さんの言葉、「道徳の一事に至りては、我國は世界中一種特別の國となれり」を、高橋さん曰く「ヘンな国のヘンな教科」と言い換え、様々な場所に赴いて、道徳について考察をしていきます。
道徳×いまどきの小学生
道徳×管元総理の言葉
道徳×ハラスメント
道徳×シェアビジネス
道徳×ロボット
道徳×VR
道徳×スマホ
道徳×『花束みたいな恋をした』
道徳×官能
道徳×地球温暖化
道徳×NHK
なるほど、と思う組み合わせもあるが、意外な組み合わせもありますね。
私たちは道徳に縛られてもいるし守られてもいるのだなあ、と、思いました。
大人も、「道徳」とどう向き合っていくか、考える一助になってくれる書です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2022年5月6日
- 読了日 : 2022年5月6日
- 本棚登録日 : 2022年4月17日
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コメント 4件
bmakiさんのコメント
2022/05/07
5552さんのコメント
2022/05/08
bmakiさんのコメント
2022/05/08
5552さんのコメント
2022/05/08