The Matrix [Blu-ray]

監督 : アンディ・ウォシャウスキー  ラリー・ウォシャウスキー 
出演 : キアヌ・リーブス  ローレンス・フィッシュバーン  キャリー=アン・モス 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.82
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本棚登録 : 252
感想 : 42

およそ20数年ぶりの視聴。

感想はというと、む、難しい!

意味ありげな(哲学的な)台詞が私には意味わからん!

好きだ好きだと思っていたけど、何にも分かっていなかったパターンですね。

これは、私の中ではトリニティ視点に立っての、ときめき☆ラブストーリーですね。
だってさー、(馴れ馴れしげ)絶対当たる預言者に、「あなたが愛する人物が現れる。その人物は救世主となる。」と言われたら(予想)、めっさドキドキしなくないすか?
愛していいのか、愛さなければいいのか、やっぱり愛してしまうのか、感情が千々に乱れるにきまってる。
しかも、その人物はキアヌ・リーブス!
やばいっすよ!
と、すると、ネオとトリニティーの初対面シーン。
きっとトリちゃん、ドキドキしてたんだね。
妙に高圧的な態度も、内面を知られたくない故の演技だったのね。
トリちゃん、可愛い!

なんて楽しみながら観賞。
もっとシリアスにも観られる思いますが、観賞者の好きなように観させてくれるのが映画のいいところ。

でも、タブレットで映画を観たあと、スタッフロールで画面が黒くなると、自分のヌメッとした顔が画面に反射して浮かび上がるのって、興ざめですよね。
ハッ、こっちが現実だったって。
マトリックスから目覚めたときもそんな感じかな、とふと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 洋画
感想投稿日 : 2022年7月2日
読了日 : 2022年7月2日
本棚登録日 : 2022年7月2日

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コメント 11件

GMNTさんのコメント
2022/07/04

おはようございます。
マトリックス、私も昨年末に見返してレビューを書きました。確かに哲学的な引用がされていて一見難しそうですが、哲学というよりもエヴァと同じで「衒学」だと思います。
昔は考察されている方も多かったようですが、ツッコんで考えると矛盾点もけっこう多いですよね。コンピュータ側は人間を動力源にしているけど、じゃあ人間はどうやって生きてんだ?ザイオンの人たちのエネルギー源は地熱?だとしたら、コンピュータ側もそれを使ったらいいのに、とか笑。

セリフだけ取り出してぐるぐる考え始めると難解に感じるかもですが、メインのストーリーが「決定論ではなくて自由意志のある選択である」とか、トリニティがネオを愛することが鍵になっているから、5552さんの見方は全くもって正しいと思いますよ。(「考えるな、(己が速いと)知れ」です。)

あと、続編の2を見返して、「ウォシャウスキー姉妹はただ単に(ハマーフィルム的)ホラーものがやりたかっただけなんじゃね?」と思いました。だから1作目もカンフーものその他がやりたかったんだろうなーと。私の見方はこんな感じです。

>画面が暗くなると自分の顔が画面に反射
コレ、AVを見てるときにたまになって萎えるんですよね笑。

5552さんのコメント
2022/07/04

GMNTさん、コメントありがとうございます。

GMNTさんが以前、何かのコメント欄で、マトリックス(と、キルビル)の元ネタはこれだ!動画を教えてくださいましたよね。
他の映画監督と同様、ウォシャウスキー姉妹も、インテリでオタクなんだなーと。
私は、細かいことがあまり気にできないみたいなので、矛盾点とか辻褄が合わないとかスルーして観たいように観てしまうのですが、いろいろ知識のある方は、作品にいろんなものを見出だすのね、と、考察されている方を見て思っていました。

初見のときは単純にカッコイイ!と思ったけれど、今見るとださカッコイイ感じですね。
キアヌ、GMNTさんはあまりお好きじゃないそうですけど、モッサリしたところと、シャープなところが混在している感じがチャーミングです。マトリックスでは、だいたいはトリニティねえさん目線で観てたので、もう、可愛くて 笑

2、3はあんまり観る気がしないんですけれど、新作の4が見てみたいのでどうするか迷ってます。
2は、ハマーフィルム的かー。
ハマーフィルム観たことないけれど、ちょっと興味が湧いてきました。

>画面が暗くなると自分の顔が画面に反射
夢の世界から急に現実に戻ってしまう!笑
萎えるのは一般映画もAVも一緒ですね。


GMNTさんのコメント
2022/07/05

ウォシャウスキー姉妹がインテリかはわからないけど、クソオタクなのは間違いないですよね笑。私も最初は元ネタとか何も考えずに観てましたが、あの動画をまとめた人すごいですよ。『トータルリコール』世代だし『攻殻機動隊』も劇場で観てるのに、そういうのを完全に忘れちゃってて。

一度書いて消したんですけど、私は逆に、5552さんはセリフの細かいところがわかんない!とぐるぐる考えて夜も眠れなくなるタイプなのかな?と心配してたんですよ。お父さんは心配なんだよ!(多和田葉子)

キアヌ好きじゃないというか、好みとしてシュッとした美男美女タイプの顔にそんなに惹かれないんですよね。マトリックスだとモーフィアスやエージェントスミスは好きです。あとスティーヴブシェミとか、どうしてもキャラが濃い方濃い方に行っちゃう笑。

2の、敵のところだけですけどね。ホラー映画のキャラっぽいなと。2は当時面白くないと思ってたけど、見返したらまだ全然見れて面白かったです。3はちょっと、それでいいんか!?って感じで。
2と3で他にも気づいた点があるんですが、自分のレビューを書いてないので、もし5552さんが見たならまたコメント欄にて書かせてもらうかもです。

5552さんのコメント
2022/07/05

リローデッド、観ましたよ!
1にも増して難しかったような気がします。
1で観て、やめときゃよかったのか、どうなのか、でも、2を観たら続きを観ないと夢見が悪そう。
ホラー映画のキャラっぽいのは、あの白ドレッド野郎ですか?
ハリウッド製のおばけキャラみたいな能力ですね。

>お父さんは心配なんだよ!(多和田葉子)
ん?カフカ?

映画も本も観たらあっという間に忘れるので、慌ててレビュー書いたり。でも忘れる 笑。ぐるぐる悩むことはあんまりないですね。

いわゆる、面白い顔立ちの俳優さんがお好きなんですね。
GMNTさん、好きな女優さんの顔のタイプが、似通ってるなあ、と感じたことがあります。どちらかというと猫系犬系より両生類系かなあ、と。
いや、だいぶ前に、岸井ゆきのさんと伊藤沙莉さんが好きだとレビューに書かれていたのが印象に残っていたので。
私もあの二人の顔大好きなんですよ。
ふたりともその後ブレイクしましたよね。








GMNTさんのコメント
2022/07/06

こんばんは。リローデッドご覧になったんですね、というか初めてですよね?私はてっきり、5552さんは昔すでに3部作を見てるもんだとばかり思っていたので、なるべくネタバレしない方がいいのかなと恐る恐る書いてました笑。

2作目(に限らずですが)、マトリックスってコンピュータの話でコンピュータ用語が使われてるので、そこが難解に感じる原因なのかも。私も全然詳しくないので、劇中で設定が語られても「ふーん、そうなのかぁ」と呑み込むしかなくて笑。

ホラー映画のキャラっぽいなと思ったのはそいつら(メロビンジアン一味)です。アルビノの双子以外に銀の弾丸で死ぬやついましたよね。あと私はやったことないけどゲーム版に吸血鬼も出てくるそうです。

カフカのそれはただの語呂で書いただけなんですが、5552さんがポケマス版を読まれていたので。私も先日『変身』以外を少し読んだんですよ。

>好きな顔のタイプ
先日、友達に「魚系の顔が好きでしょ?」と指摘されたばかりなんですよ。魚系とか両生類系とかは自分では意識してなかったんですが笑。
2系統ぐらいあって、基本的に薄い顔で鼻梁が高くなくて目が離れ気味の人(たぶん私自身と真逆だから)が好きですね。岸井ゆきの、伊藤沙莉、あと趣里とか。飯豊まりえも好きです。年上だと小林聡美、清水ミチコ、オアシズの大久保さん、あとヤマザキマリ先生のお顔が大好きです。市川実日子や夏帆も好きだけどちょっと別系統ですね。伊藤沙莉ちゃんは声がハスキーなのと本人がニコニコしてて面白いのも良いですよねえ。岸井ゆきのが一番かわいくてヤバいです。
男性の方は薄い顔よりもクセやアクが強い人の方が好きなので、昭和の男優の方が好きな人が多いかもですね。最近(でもないけど)だと昭和を感じるのは安田顕とかかな〜。

5552さんのコメント
2022/07/07

レボリューションズ、観ましたー!
結末にモヤッとしてます。
1は三回目、2、3ははじめての観賞でした。
1は、シネコンの映写バイトをやってたとき、時間ごとに映像チェックをしていて、同じ時間帯を何度も何度も観たのだけれど、さすがに二十年以上前の話、すっかり忘れてました。
3は2より、何となく観やすかったです。
新しい登場人物が少なかったからかな。

そうですか。
私にコンピューターの知識があればもう少し容易く理解できたんですねー。
でも、世界的ヒットしたけれど、わかっている人はどれくらいいるのでしょうね。
やっぱり、映画って、十全に楽しむには幅広い知識が要りますね。
その国の宗教や文化、歴史、その他もろもろ知ってたほうが、楽しめますね。
映画を観るといつも勉強不足を痛感します。

5552さんのコメント
2022/07/07

>好きな顔のタイプ

挙げられたお顔、全部好きです!
趣里ちゃんはすごく個性的なお顔ちですよね。見る度に好きになっていきます。ヤマザキ先生は低音のお声も、いい!伊藤さんと岸井さんは、背がちっちゃいのも可愛いですよね。
やはり、GMNTさんとは、女優さんの好みがかぶっている 笑
悩める小学生のころ、「離れ目になるにはどう整形をすればいいのか」鏡を見ながら真剣に考えてました。
今、やや離れ目系ムーブメントが続いていますよね。

令和の若い男優さんは、オスっぽいフェロモンむんむんな濃い顔立ち、あんまりないですよね。中性的な顔立ちと細マッチョ、という感じが多いイメージ。昭和の映画とか観ると、時代によって流行る顔って違うのね、と思います。昭和は俳優は顔の大きい方がいい、と言っていたけれど、今は顔の大きい若い俳優は、ありえないといっていいほど、いませんよね。

GMNTさんのコメント
2022/08/17

こんばんは。だいぶ前のコメントに今さらですが、以前からちょっと気になっていることがあって、もしかしたら不愉快な思いをされるかもですが、書かせてください。

5552さんは映画を「理解する」ということにこだわってらっしゃるのかな?と、言葉の端々から窺えるんですが、それはあまり気にしなくて良いと思うんですよね。その作品を楽しめているなら、それで充分理解できてるんじゃないかと。
中には本当に難解なアート映画もあったりして、でも「それはそれ」でまた別なんですよ。だから私は作品によっては何度も見返したり、一時停止したり、細かく調べたりします。若い頃になんとなく見てた作品でも、大人になってから理解できるようになったものも多いですし。『マトリックス』はそういうタイプの作品ではないと思っています。

ということを考えているとき、春日太一さんのインタビューで良いやつを見つけたので、ぜひ読んでみてください。引用すると、最後の方の
「最近はみなさん「わかるコンプレックス」になっていると思うんです。「すべてを理解しないと楽しめないんじゃないか」って。でも、自分の感性で楽しんでくれればいいんです。」
↑このあたりです。
https://realsound.jp/book/2020/04/post-541037.html

それと、アメリカ映画に限ってだと、司馬遼太郎の『アメリカ素描』が私にとってはかなり役に立っています。以前レビューを書いたので、こちらもぜひ読んでみて欲しいです。

5552さんのコメント
2022/08/18

GMNTさん、こんばんは。
再訪に感謝します。

今朝、同居する私の祖母が誤嚥性肺炎で救急搬送され、バタバタしていたので返信が思ったより遅れてしまいました。
不愉快だなんてとんでもない。むしろありがたいコメントです。

そうですね。
春日太一さんのインタビューの「わかるコンプレックス」、ああーって思いました。
私は、GMNTさんの仰る通り、映画や本を「理解する」ということにこだわっいると思います。
プロ、アマ問わず、他の方の映画評を読むと、自分より濃く、深く、作品を味わっているように見えて、羨ましいのです。
あと、何となく「本質を掴め」プレッシャーも勝手にあります。
本質を見抜いたほうがエライみたいな。
冷静に考えると、そんなことないと思いますけどね。

いつのまにか肩肘張っていたことに気づきました。
ご指摘ありがとうございます。
ちょっと肩の力を抜くことを意識してみようと思います。

春日太一さん、意外とお若いのですね。←時代劇見るのはお年寄りという、子供のころからの先入観。
サンドイッチマンの富澤さんにちょっと似てるショットがある…。

司馬遼太郎さんの『アメリカ素描』は、映画を理解したいけれど、どうしたらよいか分からない私にぴったりそうです。
図書館で探してみます。








GMNTさんのコメント
2022/08/21

こんばんは。
お祖母様、大変ですね。昔、私の祖父も入院中になってて辛そうでした。SNSの返信とかお気になさらずに!

春日太一さん、私のひとつ上で同世代なので感覚的にわかる部分があります。私らの世代ってまだテレビ時代劇は放映されてて普通に見てたけど、「面白い時代劇」はもう終わっちゃってました。同世代でも時代劇ファンってほぼいなかったし、春日さんみたいなタイプって珍しいですよね。
そんなギリギリな世代なので、私らの世代が古い時代劇のよさを語っていかないと、これは完全に廃れてしまうなあ……という危機感を持っています。70年代のテレビ時代劇は、若者向けだったり、今の若者が見ても充分面白いと思いますよ!

話は戻りますが、私は「映画を観る角度」が重要だと思っています。5552さんはネオとトリニティの恋愛から見た感想を書かれてますが、私とは違う視点や観る角度で、それは独自性や個性なんです。
私は恋愛部分にあまり興味がなかったので、それを読んで「あぁ、なるほど!」と思わされました。本質を突いている、と。だから最初に全くもって正しいと書いたんですよ。
ストーリーの骨格はしっかりわかってるからよくて、枝葉末節の部分で「難解だ」となってるんじゃないか?と思ったんです。そこはどうでもいいというか、後で知る蘊蓄だから、そこまで意味はないんです。私含めてオタクはそういうとこで喜んじゃうんだけど笑。

5552さんのコメント
2022/08/22

GMNTさん、こんばんは。

祖母のことで温かなお言葉、ありがとうございます。

時代劇はお年寄りのものだと思っていた―――などと、前のコメントで書きましたが、それは勘違いで、子供のころ――小学生くらい――は、水戸黄門とか暴れん坊将軍とか、家族だんらんで本放送をいつも見てました!←急に思い出したので興奮気味。
特に暴れん坊将軍の松平健さんは、胸ときめかして見てましたね。←渋い!そして今とほとんど変わらない!
必殺シリーズはちょうど本放送が放映されていないエアスポットの時期だったせいなのか、見た記憶はあまりないです。再放送でも、親が観ちゃダメとなっていたのかも。
そういえば、水戸黄門、暴れん坊将軍は、予定調和で、勧善懲悪なものばかりですね。
親も安心して一緒に観られる 笑
でも、それ以前の時代劇はそうではないと。
うーん、春日太一さんの著書が読みたくなってきました。

「映画を観る角度」ですか。
私はどうも、自分のモノの見方が偏っている気がして、映画を「正しく」観られていないという負い目みたいなものがあるのですが、別に正しくなくていーじゃん、と開き直って書いたのがこのレビューなんです。
何というか、いつも視点が固定しちゃってる気がして。頭固いなーと。
なので、「本質を突いている」とGMNTさんが書いてくださって、正直びっくりしました。
GMNTさんは、映画を多角的に観ている感じで、読むと驚きと発見があります。


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