イスラーム文化−その根柢にあるもの (岩波文庫)

著者 :
  • 岩波書店 (1991年6月17日発売)
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イスラム教を理解する入門書として最高。非常にわかりやすい。他の有名宗教との違い、コーランのメッカ期とメディナ期の特徴、スンニー派のシャリーアと共同体思想、それに反するシーア派のハキーカの概念、そしてスーフィズムの神秘主義について、丁寧に解説している。中近東の歴史や現在も起きている国・権力者・民族の紛争を理解するにおいて、イスラムを避けて通る事は不可能であると改めて実感した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2017
感想投稿日 : 2017年5月14日
読了日 : 2017年5月14日
本棚登録日 : 2017年5月14日

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