時間と自己 (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社 (1982年11月22日発売)
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本棚登録 : 75
感想 : 5

 今日バイトが早く終わったので、ブックカフェに寄って読んだ。木村敏の本は以前『関係としての自己』を読んだことがあっておもしろいと思ったから、同著者が書いた他の本も読んでみたかった。
 この本では精神病を患っている人が時間をどう捉えているのか考察している。今日はあまり読書に集中できなかったのと、この本で語られている内容が著者の専門である精神病理学だけでなく、哲学も踏まえた内容だったので、難しくなかなか頭に入らなかった。記憶に残ったのは、なぜアナログ時計からデジタル時計に変わると使いにくいように感じるのかで、それはデジタルで表示されるピンポイントの時間だけでなく、目的の時間までどれくらいの時間が残っているのかなどの情報を人は知りたいと思っているからという答えになるほどと思った。そうするとアナログ時計の方が都合がよく、愛用する人がいなくならない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 精神病
感想投稿日 : 2021年2月27日
読了日 : 2021年2月27日
本棚登録日 : 2021年2月27日

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