『少年法の精神によれば、子どもの犯罪は環境に作用されておこるもの』
『可塑性に富んだ子どもは多くの手助けがあれば立ち直っていく」』
子どもに罪はなく、大人が、社会の一員であるあなたも加害者側だと言わんばかりの少年法の精神。不幸にも犯罪に巻き込まれ、加害者が未成年だと知った時の絶望感は他の小説でも何度も読んできた。
年齢関係なく罪の内容で裁いてよって、被害者遺族が求める情報は教えてよって思う。
結局この小説の黒幕も同じ。私利私欲の為に殺し、学び、今度は殺人をしむける。更生どこいった?今回の事件の元凶だけに本当に腹立たしい。
主人公を中心に犯罪者と犯罪被害者がつながりすぎている感はありますがぶっちぎりの乱歩賞、解説までいっき読みでした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月6日
- 読了日 : 2023年1月6日
- 本棚登録日 : 2023年1月6日
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