不平等について―― 経済学と統計が語る26の話

  • みすず書房 (2012年11月23日発売)
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本棚登録 : 220
感想 : 17
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不平等というテーマを非常に簡潔にわかりやすく分析した一冊である。序盤は文学作品の登場人物についての考察もあり、面白さもある。しかし庶民向けの本であり、内容は深くない。
国家間格差と国家内格差についての現状を非常にわかりやすく伝えている。国家間格差ゆえに増加する移民は増加の一途をたどり非常に深刻な社会問題となっている。ラテンアメリカ、アメリカ、中国とインドの2大国家、アフリカにEU、グローバリズムでの世界格差拡大と9年前に出版された本でありながら、今日の格差についての世界情勢を的確に描写しており、とても発見の多い本だったと感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済新書
感想投稿日 : 2021年11月25日
読了日 : 2021年11月25日
本棚登録日 : 2021年11月22日

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