最後の命 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2010年7月15日発売)
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本棚登録 : 1356
感想 : 126
4

中村文則のダークな部分と、罪の意識に翻弄される
登場人物たちの感情がディープに表現されていました。主人公の元に久し振りに現れた冴木。
彼が抱えている闇の部分が切なかった。
この作品の一つのテーマとしては、過去のトラウマなどが、現在になって、フラッシュバックして人格を混乱させる。そして、罪を犯してしまう。
狭い世の中に生きずらい人たち全員に読んでほしい。やっぱり中村文則が好きだ。あらためてそう
感じた一冊でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年11月7日
読了日 : 2022年11月7日
本棚登録日 : 2022年11月7日

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