京都伏見のあやかし甘味帖 日吉の神、賀茂の陰陽師 (宝島社文庫)

著者 :
  • 宝島社 (2021年9月7日発売)
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本棚登録 : 182
感想 : 12
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このシリーズももう7冊目になりました!
職場を追われ、恋人に裏切られ、人と関わりを持つことに臆病になってしまったれんげが、シリーズを重ねる毎に少しずつ心が柔らかくなり、人としてのゆとりが出て来るところがとても好きです。
今回はれんげを必死に守ろうとするクロが、以前よりグッと逞しくなった姿にキュンと来ました。そして恋人成り立ての虎太郎君が、これまた全身全霊でれんげに寄り添い、守ろうと頑張っちゃうところが本当に微笑ましい!
この辺りは今回の『虎太郎の甘味日記』で上手に表現されています。たくさんの神様が出ていらっしゃって、時々頭の整理が追い付かないこともあるけれど、神様たちの様々なエピソードにはいつもとても魅力を感じます。このあとの続編も勿論期待します!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー小説
感想投稿日 : 2022年4月2日
読了日 : 2022年4月2日
本棚登録日 : 2022年4月2日

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