宮本武蔵(七) (吉川英治歴史時代文庫)

著者 :
  • 講談社 (1989年12月26日発売)
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感想 : 43
5

結びの章に向かっていく雰囲気がありあり見えて、なんだか寂しい

梅軒、藤次、お甲が片づき
丹左と城太郎父子も片づき
又八と朱実は堕ちるところまで堕ちた

武蔵が頭でっかちになっていたきがしたが(それも好きだが)、御登用 破談により、最後の一皮が向けた

逆に小次郎は仕官したことで怖さがなくなった感

激しく男ぶりを上げたのが、柳生兵庫さま
いつまでもお通に恋していてほしい

柳生谷をいつか訪れてみたい
地図でみるぶんには森しかなさそうだが、江戸より洗練していた近畿の様子にはやはり心惹かれる

北条、足利時代の話は新鮮で面白いし
ド田舎時代の関東の描写も興味深かった
(特に前巻)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・時代
感想投稿日 : 2022年1月28日
読了日 : 2022年1月28日
本棚登録日 : 2022年1月28日

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