語り手 ネリーが出てくるまではなかなかページが進まなかったが、出てきてからは一気。
オペラのように、大声で喜怒哀楽をぶちまける登場人物たち。
表裏がなく、あるいみ清々しい(リントンを除く)。
親や妻を亡くしたり身体を病んだり、若くして苦労の多い登場人物たちだが、何やら全員 底意地が悪くて感情移入しづらいところがあるので、彼らに同情して心が痛むということはあまりない。
そーいう意味では、ストレスフリーに読める。
ヒースクリフの復讐心は筋違いな気がしてならなかったが、最後には風化したようだ。
死ぬまで牙が抜けることはないんじゃないかと心配したが、案外あっさり抜けたらしい。
ヘアトンとキャサリンの未来を思うと、悲劇どころか私的にはハッピーエンド。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
イギリス
- 感想投稿日 : 2022年10月30日
- 読了日 : 2022年10月30日
- 本棚登録日 : 2022年10月30日
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