青格子さんの感想・レビュー

【小説25巻】本好きの下剋上～司書になるためには手段を選んでいられません～第五部「女神の化身4」

著者 : 香月美夜

• TOブックス (2020年12月10日発売)

　多分再読５回目。今回気がついたのは、P306、
「ツェントの許可が出ているのにアウブのは許可が出ていなくて、国境門と境界門の間に挟まれて動けなくなった者はいないのですか？」

　これって、『女神の化身Ⅹ』で置き去りにされたあの人の伏線？キルンベルガでの話は、説明臭くて、この先に関係する事象なのだろうが、イマイチ乗れないと思っていたのだが、今回読み直して、納得した。
　わかっていると、ローゼマインとフェルディナンドの思考の共通点と、実行に移せる冷酷さを持つか否かの違いも際立つ。深い。

感想投稿日 : 2023年3月13日

読了日 : 2021年10月19日

本棚登録日 : 2022年5月29日