屍の聲 集英社文庫

著者 :
  • 集英社 (1999年9月17日発売)
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本棚登録 : 200
感想 : 23
4

人間の心の中にある妄執、殺意、憎悪などの暗い感情を題材にした物語。主人公たちの抱える闇はは誰もが持っているものであろうが、それが極まると恐ろしい結末を引き起こしてしまうのだろうか。幽霊のゾッとするとは違う、うすら寒いという感覚を覚えた。 幽霊だとああ怖かった。で終るんだけど人間だとすごい気持ちが悪い。後味も悪いし。なんだかんだで人間が一番怖いって言うのはよく言ったもの。 心の中にどろっとした物が溜まった感じ。心が重たくなったみたいなそういう感じの読了感。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(ミステリー、サスペンス)
感想投稿日 : 2020年9月21日
読了日 : 2018年9月9日
本棚登録日 : 2020年9月21日

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