「日本語教育文法」は日本語によるコミュニケーションのためであり、用語や切り口など多くの点で国文法とは異なる。
①動詞の活用
辞書形、マス形、テ形、ナイ形、意向形、条件形、命令形
②品詞
名詞、動詞、イ/ナ形容詞、副詞、助詞
③動詞を中心とした「文型」で考える。
名詞文 N1はN2です。
存在文 N1(場所)にN2(名詞)がいる・ある
形容詞文 N1はN2です。
動詞 Nは動詞ます。
マス形 現在形、疑問・否定/過去形、疑問・否定
テ形
④テンスとアスペクト
テンスは話し手・聞き手にとって文の内容がいつかという時間軸のあるポイント「点」を示すのに対してアスペクトは一連に動作や出来事がどのあたりにあるのかという時間を線に見立てた中での「局面」や「段階」を示す。テンスは点す、アスペクトは線ス。
⑤ボイス 「表現された出来事を誰の立場から見るか」
受身、使役
○食べ+させ(使役)+られ(受身)+てい(アスペクト)+た(テンス)
⑥ムード 「単なる事柄を表す以外の話し手の気持ちのありよう」
・動詞の形を変える
・動詞に名詞をつける
耳のそう、目のそう
○練習+させ+られ+てい+た+らしい(ムード)+よ(ムード)
◎英語教育にも役立つ視点が多い。
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- 感想投稿日 : 2020年5月19日
- 読了日 : 2020年5月19日
- 本棚登録日 : 2020年5月19日
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