新聞で連載されていた文章と言うだけあって、小気味良いテンポで読める短編随筆集である。
日々触れるものに対して、疑問を見出したり、その背景に想いを馳せたりする視点は、デザインをする上で必要不可欠である。
普段からささやかな気付きがあるからこそ、細やかな配慮のある気の利いた作品を生み出すことができる。
こういった地に足つけた視点は、何もデザインの仕事の中でしか養えない訳ではなく、普段から見るもの、触れるものから得られるはずだ。
デザイン的視点を持って、その作者の気持ちになって、ものづくりとは何かをじっくり考える機会を日頃から大切にしたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年1月30日
- 読了日 : 2021年7月8日
- 本棚登録日 : 2021年1月19日
みんなの感想をみる