最高だった。カソーボン氏が死ぬ際、「ドロシアとラディスローが再婚した場合、財産を残さない」と遺言を残したのは、ラディスローがドロシアにふさわしい人間になろうと自分を磨くためにドロシアのもとを離れるのが、カソーボン氏の財産なしで自分の能力だけでドロシアを養うための準備になっていると考えると、伏線だったのかなぁと思う。
「それがあなたにとって新たな苦労なのでしたら、私があなたから離れられない理由がまた一つ増えることになります」
このフレーズを見たときにグッときました。エリオットってこんな恋愛物語書くのかと感動しました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ヴィクトリア朝作家
- 感想投稿日 : 2022年12月20日
- 読了日 : 2021年8月29日
- 本棚登録日 : 2022年2月21日
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