ナラタージュ、生まれる森、リトル・バイ・リトル、私が読んできた島本さんの本の中で一番好きです。唯一繰り返し読んでいる1冊。恋愛小説の短編集です。
話ごとに主人公は変わっていくけど、どこかリンクしていて登場人物をいろんな方向から見ることができて面白いです。お気に入りは「青い夜、緑のフェンス」。島本さん自身もあとがきで「これまでの作品に比べてコミカル」とは言ってるけど、針谷と一紗の関係が切ない。私は針谷より、一紗に感情移入しちゃいました。
1つ1つのお話がさらりと読めるので、鞄の中にひそませておいてヒマな時に読むのにおすすめです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年12月6日
- 読了日 : 2010年12月6日
- 本棚登録日 : 2010年12月6日
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