世界が面白くなる!身の回りの哲学

著者 :
  • あさ出版 (2022年11月14日発売)
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本棚登録 : 197
感想 : 7
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まだ冒頭とAIの箇所しか読めていないので、自分用のメモとして。
・哲学とは何か。疑って視点を変えて再構築する、そしてその考えを言葉にすること。端的で納得感があった。特に言語化は哲学の非常に重要な側面かと思う。名前のないもの、言葉にされていないものは存在していないことと同じ。概念には自由や正義など様々あるが、その言葉がなければそれが実現することもなかったと思う。
・AIと人間。AIは情報処理能力に加え、創造的分野においても人間を凌駕する存在になり得ると思う。では人間の価値は?AIと異なる点は心の存在だという。一元論的な考え方では、心も物理的な存在であり、そうである限り行き着く先は科学力による心の再現。対して二元論的立場から人間の心は非物理的な特別な存在であると主張するマルクスガブリエル(要検討)。もっと勉強しないとよく分からんけど、個人的には、後者について人間の都合のいい願望が混じっているような印象を受けた。AI専門家の見地から冷静に未来を予測する本も合わせて読みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月20日
読了日 : 2023年9月20日
本棚登録日 : 2023年9月20日

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