著者の経験を基にした教育How to本です。
著者は3人の子供がいて、3人とも進路は違えど立派に自立している様子。
子育て全体的な子供との距離感、勉強への関与の仕方、習い事にするに当たっての親の役割等、幅広く自身の経験を踏まえながら分かりやすく書かれていると思いました。
ただ、自分の中で違和感というか、少し腑に落ちなかったのが、本書全体を通してのアドバイス、というか内容全てがお金がある前提なんですよね。
ある程度自由にお金があって、そして子供への投資もある程度できるという前提にたっています。
なので、子育ての真の本質までは少し辿り着いていないというか、誰にも当てはめられるアドバイスにはなっていない点は少し残念でした。
全体を通して、有名大学生のアンケートも出てくるのですが、内容をみるとどれも裕福な家庭であることが分かるので、そこも少し偏りを感じました。
もちろん一流(一流の定義もなんなのかという話ではありますが)を育てるにはある程度お金が必要。という現実はあるわけですが、お金がそこまでない人にとっても役に立つ内容であればなお良かったかなと思いました。
取り入れられるところは取り入れて、子供がとにかく元気に楽しい人生を送れるように親としては頑張っていきたいと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月6日
- 読了日 : 2022年1月6日
- 本棚登録日 : 2022年1月6日
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