日本一やさしい「政治の教科書」できました

  • 朝日新聞出版 (2017年7月7日発売)
3.33
  • (4)
  • (2)
  • (8)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 124
感想 : 15
3

【大切なこと】
✴どんな情報にも『人の意図』が介在している

✴写真や映像であっても、切り取り方によってイメージを操作できてしまう

✴〈メディアリテラシーを身につけるコツ〉
①結論を即断しない
②「事実」と「意見や感想」を区別する
③他の見方がないか探す
④隠れているものがないか意識する

✴情報は集めるだけでなく、自分の行動を変えるために使う

【知識】
*『国会』は衆議院と参議院からなる。
『内閣』は国会で指名された首相によってつくられる。首相を入れて15人前後で構成されている

*法律はまず「法案」をつくる。法案は、内閣でつくられて国会の審議を経てから成立する

*国会議員の仕事は、提案された法案を審議し、法律にしていいかどうかを判断すること。

*衆議院を解散するのは、内閣不信任案の対抗手段としてだけでなく、与党の力が増している時にさらに議席を増やすため、という意味もある。

*衆議院「比例代表制」はあらかじめ候補者に「当選させたい順位」をつけておく。
参議院の「比例代表制」は名簿順位が決まっていないから党や候補者の名前を書く。書かれた名前が多い順に当選する

*「今の政治はよくない」と思っている人は、与党と対立する野党に投票するといい

*候補者と党のホームページを比較すると良い

*『ボートマッチ』(vote match)→自分の考えと各党の考えとがどれだけ一致しているか自動で測定してくれるサービス

【感想】
小中学生でも分かるように書かれているだけあり、政治のことをとてもやさしく丁寧に説明してあった。難しい言葉は一切使われていなくて、読み進めやすかった。

政治のことを学校である程度学んでいる人や、少し理解している大人の人には分かりきっている内容が多い。けれど、根本から説明されているので、知らなかったことや曖昧だったこともしっかり分かる!

投票に行く時に最低限わかっていた方がいいことが分かる。
政治は難しいイメージがあるけれど、少し興味が出た。候補者や政党の公約を読み比べた上で投票に行きたい。若者の考えもしっかり届けたいと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 実用書 ★1~3
感想投稿日 : 2022年11月18日
読了日 : 2022年11月17日
本棚登録日 : 2022年11月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする