未来の科学者たちへ

  • KADOKAWA (2021年11月26日発売)
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感想 : 14
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この本を読んで、大学で若者が豊かな学びができるような、自分が本当に面白いと思えることが研究できるような、そんな環境を整えてあげたいと思った。

著者である二人の研究者は、今の若者に「もっとこうあれ!」とエールを贈る。
一方で、今の教育システム、研究者を取り巻く環境に危機感を抱き警鐘を鳴らす。

現実には、みんな、毎日を生きるために必死で、今日一日のことで精一杯である。
ずっと先じゃなくて、我が子や孫が大人になる、少し先のことを考えることさえ難しい。
それでも、考えないとダメだと思う。考えて行動を起こさないと。
日本の政治家や官僚は何もしてくれないだろう。未来の日本に向けて舵取りしていくはずの人たち、あなた達はちゃんと進路が見えていますか?
一市民に出来ることはほとんどないかもしれない。でも、考えることは、考え続けることは出来る。
そして機会があれば、小さなことでいい、何か一つ、自分の思い描く未来につながることをやってみよう。
私のアクションはただ終わるかもしれないが、誰かのアクションは大きな動きになるかもしれない。
だから、みんな、考えることを続けよう!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月30日
読了日 : 2022年5月30日
本棚登録日 : 2022年5月30日

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