大昔に読んで良い印象を持ったが殆ど忘れてしまったので読み直した。やはり良かった。
「男性は〜」「女性は〜」の部分はあくまで一般的な傾向なので、読んでいて違和感のある人は全て「〜という特性を持つ人は」と読み換えるのが良いだろう。異なる特性をもつ者同士の典型的だが深刻なミスコミュニケーション事例が豊富に紹介されていて良い。
紹介されている事例はどれもどちらかに明らかな非があるというものではなく、女性側の気持ちも、男性側の気持ちも、そして破局に至ってしまう経緯もよく想像できるので良い勉強になる。
個人的に刺さって考えさせられた部分を抜粋する。
・「もし、君が彼女の心のケアを本当にできれば、彼女にいつでも自分が一番愛されているという安心感と充実感を与えることができれば、彼女は、君の行くところどこへでも喜んでついて来るだろう。たとえ地獄の淵までもね」
・武司はすぐさま自分が考えうる最善の解決策を発見し、表明したいという衝動にかられました。彼にとって最もシンプルかつベストな解決策は「いやならすぐやめる」ということでした。
・相手は何をしているのか分からないのだ、という認識に立つ時、あなたの怒りは驚くほど軽減することを発見するはずです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月6日
- 読了日 : 2022年1月6日
- 本棚登録日 : 2022年1月6日
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