斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇 (文春文庫 な 47-1 現代日本文学館)

著者 :
  • 文藝春秋 (2000年10月6日発売)
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本棚登録 : 2668
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駆込み訴えは読んでいて苦しくなりました。相手を想っても想っても通じない、一方的な感情を持て余す様がある意味人間的だとも思いました。愛憎入り乱れる相手だからこそ、自分が相手の運命を握ってやると思ってもおかしくはないなと。しかも、相手はそれすら予測してしまっているのなら、望み通りやってやろうと思っても、自ら身を落としてしまっても仕方無いのかもしれません。
自分の感情が上下左右あちこちに揺り動かされる作品が多いので、平常心が保てる時に読むのが良いかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年10月2日
読了日 : 2021年9月19日
本棚登録日 : 2021年9月19日

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