地方創生の罠 (イースト新書)

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  • イースト・プレス (2016年8月10日発売)
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地方創生と言いつつバラマキをしているだけで、それをやることで、逆に地方を消滅させる

1.ゆるキャラb級グルメは効果なし
ゆるキャラは広告代理店の飯のたね。
人を呼ぶ効果なし
B級グルメは乱立してしまっているため、目新しさがない。それに地域に関係のないカフェなどを開いても効果なし

2.ふるさと納税、プレミアム商品券の詐欺
この施策に乗る人とならない人で格差が生まれる
そして勝ち組も永遠ではない
結局各自治体が損をする
お金が入ることで、このシステム以外の努力を怠る

3.成長しなければならないという神話
安倍政権は地方創生というバラマキを行い、選挙対策とした
地方創生コンサルも効果のない流行りものを言い、荒稼ぎ

4.国にも自治体にもアイディアなし
バラマキをされ続け、思考停止状態に

5.地方マイルドヤンキー消滅の危機
地方マイルドヤンキーは地元でしか生きられない
所得が減り続けているので、車も買えなくなる

6.新幹線・リニア新幹線が地方を滅ぼす
ストロー効果で地方のお金が都市部に吸い上げられる
リニアは効果検証もされないまま、願望や希望のみで進められている

7.ロボットカーが地域を走る未来
地方交通は拡大より、テクノロジーの進歩を見据えて、維持、消滅、廃止していかなければならない

8.ソーラーパネルによる環境破壊
ソーラーパネルを設置することで、森林破壊が起こる
買い取り価格は下がっても利回り5%は確保できる
(設置と発生電力をみたら、赤字)

9.地方銀行の崩壊が進んでいる

10.地方議員、公務員なんていらない
地方議員の給与は地方民間企業の四倍
その割に成果を上げていない
地方議員はボランティアでやるべき
地方議員と公務員の給与を維持するために、格差が広がり、公的な福利厚生費を払えなくなる人が増える

11.バラマキは政治を破壊する
バラマキを続けても経済成長は望めない
アベノミクスは中小企業を破壊した
アルゼンチンは財政危機と軍事政権の繰り返しで破綻した
ベネズエラはバラマキで危機に瀕している
大きな政府は国を破綻させる
夕張市のような緊縮財政を心がけよう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年6月12日
読了日 : 2021年6月12日
本棚登録日 : 2021年6月12日

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