治療とは何か?臨床心理学とは何かを明るい切り口で、問いかける根底はすごく真面目な本だと思った
印象に残ったのは「治療とはある生き方のことなのだ。心の治療は生き方を与える。そしてその生き方は一つではない」
ここが作者の言いたかったことじゃないかなと思った。
臨床心理学がやっている治療も野の医者がやってる治療もある信念に沿って、患者にある生き方を目指してもらう行為。
臨床心理学だったらいわゆる普通に社会で働くとかっていうことを目標にしてると。
ただ、どう生きるのかを導く治療は臨床心理学だけじゃなくて、他にも色々あっていいんだよと、人類学的に言う相対化を爽やかにしているのがこの本の素晴らしいところだと思った
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年9月20日
- 読了日 : 2022年9月23日
- 本棚登録日 : 2022年8月19日
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