なんでこんなにこのシリーズおもしろいんだ!
郷内さんの書き方うますぎだよ…߹ㅁ߹)♡
よしよし…だんだん分かってきたぞ〜。
シリーズの傾向が。
前半、自身の体験を交えながら、依頼主や知り合いから聞いた怪異現象が沢山書かれている。
後半になってくると、まるで小説の伏線回収のように一部が収束してくる。
実話怪談なのによ?(°д° )
小説の中のような出来事が郷内さんの周りで実際に起きているんです…(-_-;)怖い…。
『花嫁の家』を読んだ時もそうだったのですが、初めて訪れた依頼人も、実は郷内さんに寄せられて来ている事が後から判明したり…。
(本人も気付かない所で、郷内さんの関わる事象に引っ張られてきている。)
『拝み屋』という職業柄、関わってしまうと厄介な事が多いようなので仕方ないのかも…とは思いますが、なんせ幼少期から不思議な体験ばかりしている方なので、もうこれは運命…宿命…?のようなものなのかも……(^▽^;)
文字に起こして始末してしまえば成仏に繋がると言う。
芸術はずっと残るので、広く知られ忘れられない事が本人達(様々な事象)の希望なのかな。(-ω-;)
私は未確認生物(宇宙人とも言う)以外は基本的に否定派です。(๑¯∇¯๑)
なのに怪談は好きだし、怖い…。
信じていない筈なのに、風呂でシャンプーしている時や、夜中にふと目覚めてしまった時がめちゃめちゃ怖い……(-_-;)
「しまった!」って、いつも後悔するくらい。笑
そんな怖さを、本シリーズは毎回体験させてくれます……したいんかい(༎ຶ⌑༎ຶ)
特に印象深かった話を何個かチョイスします。
【禁忌を書く 前・後】
基本的にこのシリーズは『花嫁の家』の執筆中に纏わる怪異現象が本筋です。
禁忌を書いている期間、家に現れた白無垢の女。
急に聞こえる笑い声。
紛失する原稿——。
郷内さん、よくご無事で……(T-T)
【嗤う女 起・承・転・発】
こちらも同じ期間中の出来事。
郷内さんのファンだという女から深夜に電話がかかってくる。
『朝子』と名乗るその女との電話の直後、どこからか女の笑い声が聞こえる。
郷内さん、深夜に電話取って話聞いてあげるなんて、優しすぎん?笑
それにしてもこの嗤う女シリーズは、後半とても耳が痛いところがあり、私生活を見直せねばと感じました。(^▽^;)
【ほのかさん 続・完】
このシリーズは泣けます。
「泣きなさい」から始まるシリーズです。
ほのかさんのお母さんが長い入院生活の上、他界。
その後、郷内さんの元に訪れ、家族と関わっていく。
ほのかさんは結婚し、2人の子供達と幸せに暮らしていたのだが、ほのかさんが癌と診断される。
強くて優しくて、素晴らしい母親。
郷内さんの気持ちも辛い……泣きました(´;︵;`)
【来るべき災禍】
次作に続くお話。
『怪談始末』に出てくる、郷内さんにとても関わりが深い「少女」が出てきます。
すぐに続編を入手したくなるお話です(^▽^;)
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人生は物語ではない。常に現在進行形で事象と結果が糸のごとく紡ぎあげられ、 死ぬまで編み続けられていく、果ての見えない一本のか細き線に過ぎないのである。
延々と紡がれていく糸の動きを途中で止めることなどできないし、仕上がりの麗しい部分だけを切り取って、不要な部分を捨て去ることも不可能である。(本文より)
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次は『拝み屋怪談 来るべき災禍』
もうすでに手元にございます——( ≖ᴗ≖)ニヤッ
- 感想投稿日 : 2023年8月27日
- 読了日 : 2023年8月27日
- 本棚登録日 : 2023年8月27日
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