リング (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (1993年4月30日発売)
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本棚登録 : 3633
感想 : 388
5

貞子!!面白かった(°д° )!

映画何度も観たのに、原作はそれ以上に面白い!



忘れもしない映画『リング』
私は映画館で観ました(世代バレ笑)

かなり話題の作品だった『リング』ですが「日本のホラー映画なんて、たかが知れてる。今回もきっとたいして怖くはないだろう」と余裕ぶっこいておりました。

あれは自由が丘周辺だったと思う。
かわいい雑貨店を巡り、
「帰りにここで食べて帰ろう」
なんてきゃっきゃ言いながらおしゃれなカフェを横目に女子4人で映画館へ。


———退館後、終始無言の4人。

「さっさと帰ろう」という事になり、おしゃれなカフェを素通りして帰路に着く。

そして、地元のいつものファミレスへ。笑

4人は食事中ずーーっと映画の話題。
「だって、観ちゃったよね」
「私、目瞑ってた」
など、いかに怖かったかを何度も何度も繰り返し話していました。

その後1週間、私は寝不足でした。


そのくらい衝撃を受けた映画でした笑
今思い出すと、私にも可愛い時代があったんだなぁ(°▽°)笑笑

日本のホラー映画の代表として一世を風靡した映画リングは繰り返しTVで放映され、何度も観るうちにだんだん感覚が麻痺し、今では貞子は可愛いキャラクターです(^▽^;)

と、まぁ、以上が映画の感想なのですが。

そんな恐怖に麻痺った私が「今更原作小説読んで面白いのか?」という疑問にお答え致しますと…

答えは「イエス」です!

原作小説『リング』めちゃめちゃ面白かったです!(*´艸`)

大きな違いは、主人公浅川が、出版社勤務の『男性』です。
映画では松嶋菜々子演じる出版社勤務のシングルマザーでした。

その辺りの調整で相違点はありますが、その他の内容はほぼ原作通りです。

なのになぜ、面白いのか。

まず1番に言えるのが、
内容が秀逸。文句なしで無駄のない展開。
怖さの基本が集結した作品である。
ラスト救いのはあるのか?!
結末まで一気読み間違いなしです。

そして浅川の心情の描写に緊迫感があり、こちらまで伝わってくる…焦り。
「制限時間」が迫る恐怖。
落ち着きがなくなります。

相方として共に動く友人の竜司は、クソ男です。
映画では元亭主役として真田広之が演じた役です。
映画での不自然な点が、小説で分かった気がします。

これは、人が怖がる心理をついた作品です。

そして、この小説でも謎が多々ありまして…(-_-;)
続く『らせん』『ループ』もこの後読むので、そちらで分かったりするのかな…?

容赦ない悪の集結。
貞子の呪いはハンパないぞ ٩川゚Д川وキットクルー

面白かったです!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年7月6日
読了日 : 2023年7月6日
本棚登録日 : 2023年7月6日

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