粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2010年5月22日発売)
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本棚登録 : 559
感想 : 61
3

粘膜シリーズ第3弾。
突拍子もない世界観のエログロ小説です。

「粘膜人間」のキチタロウ様や「粘膜蜥蜴」のナムールでの戦争、蜥蜴人間なども登場します。

冴えない双子の兄弟の高嶺の花ゆず子との恋愛話から、徴兵され戦地ナムールでの拷問、ヤクザとの対決、親の敵討ちなど、次から次へと幅広い展開されていきます。

グロい表現が続く中でも「双生児」を双子の意味だと知らず「ソーセージ」だと思って上官に解答するという可愛い場面もあったり、全体的にギャグっぽい印象のお話です。

定期的に軽い気持ちで読みたくなるシリーズです。
素晴らしい想像力に、毎回感動させられます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年8月4日
読了日 : 2020年8月4日
本棚登録日 : 2020年8月4日

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