べらぼうに怖い……(༎ຶ⌑༎ຶ)
『のぞきめ』の時もそうだったけど、三津田作品は私の恐怖ツボ付いてくる…((((;゜Д゜)))
『幽霊屋敷シリーズ』1作目!
三間坂という編集者と意気投合し、頭三会という飲み会をしながら怪異譚に花を咲かせる『私』こと三津田信三。
三間坂が『私』に見せた3つの幽霊屋敷のテキスト——。
一見バラバラな話なのだが、共通点があるように思えてならない。
すると三間坂が四つ目の話を見つける。
2人は飲みながら考察を重ねるが…。
まず、文句なしに面白い!!!
次に、めちゃくちゃ怖い!!!
最後に、1つのテーマを何ヶ月も費やして資料を集め、深掘りし、それを飲み会しながら考察するなんて——こんな有意義で知的な飲み会最高すぎる!!参加したい!!!
………というのが、この本を読んだ端的な感想です!!笑
作者自身が主人公で、手に入れたテキストが話のメイン。
出所も時代も憶測しか出来ず、日記や小説といった形式から、不気味さしかない。
後から徐々に追加されていくテキストは奇妙さを上乗せさせるモノで、詳細が明らかに(考察されて)なるにつれ、徐々に業の深みが見えてくる…。
構成が秀逸すぎて、何も言えんですよ(^▽^;)
どうしたら読者を震え上がらせる事ができるか把握していらっしゃる…。
ちびりますから。
読み進めていくのに、ある意味覚悟が必要でした。
怖すぎて途中で読むのをやめる!なぁんて選択肢は毛頭ないので、一旦本を閉じて休憩と深呼吸しました笑
満を持してリスタートした時ちょうど震度1の地震があって、過剰に反応しました(-_-;)ヤメテヨ
そんな感じで途中ビビって中断したものの、総合的には一気読みに近い…!!
だって、読むのやめられなかったんだもん。
それくらい面白かった!!
怖いけど…面白かったが勝つ!!
次巻は『わざと忌み家を建てて棲む』
さて、今夜は無事に眠れるでしょうか……。
それだけが心配です。
- 感想投稿日 : 2023年9月5日
- 読了日 : 2023年9月5日
- 本棚登録日 : 2023年9月5日
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