偏差値好きな教育“後進国”ニッポン (ポプラ新書 い 4-5)

  • ポプラ社 (2017年12月11日発売)
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心に響くフレーズ
① 学校は何をするところですかと、フィンランドで聞いた時に、楽しく生きるすべを学ぶところですと言われたんです。
② PISAというのは、統計学的に選んだ一握りの集団だけに試験をして、試験が終わった後、問題を回収しています。だから毎年同じ問題を出せるわけです。全員に同じテストをしてしまったら、テストの内容が漏れるし、試験対策が次の年からできてしまいます。毎年、同じ問題をランダムに一定数の子どもたちで調査しているからこそ、その結果を見て、学力が上がっているのか、下がっているのかが比較できるのに、毎年違った問題が出題される悉皆調査の日本の学力調査にはあまり意味がありません。池上彰

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年9月8日
読了日 : 2019年9月8日
本棚登録日 : 2019年9月8日

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