他のユーザーさんの感想が面白かったので読んだ。
普通の日常にナチュラルに怪異が侵入してきて、やがて生活のバランスも崩される。
近年世間が獲得した常識として「夫婦は他人」がある。
夫婦とはいっても他人同士の集まりだから、最低限の気遣いは必要だ、という事だ。
ではその気遣いを取っ払ったらどうなるのか?というお話。
書かれていることは不思議なことだけど、他者を自分と同一視し自分と他者の境目がなくなることによる弊害が真に迫る描写で、わたしも気をつけよ…と思いました。
他のお話も面白かった。登場人物が怪奇を当たり前に受け入れているのが新鮮。
読書状況:いま読んでる
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- 感想投稿日 : 2020年9月2日
- 本棚登録日 : 2020年7月28日
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