寂聴さんのエッセイを読み、小説も読んでみたいと思い読んでみることに。私小説ということで、あの明るいお茶目な寂聴さんと重ね合わせなが読み、過去にこんな波瀾万丈なことがあったのかぁ…と驚いた。不倫、駆け落ち?という、いわば非人道的な出来事であるにも関わらず、じつにみずみずしく書かれていた。そこに嫌悪感はなく、純粋に文学として人間臭さみたいなものを表現していて、素晴らしかった。未婚、独身の私には想像もできないような世界だったが、もうひとつの人生を体験できたような感覚になった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日常系
- 感想投稿日 : 2022年1月10日
- 読了日 : 2022年1月10日
- 本棚登録日 : 2021年12月28日
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