「夏の夜の夢」
愛憎のもつれをほぐす、夢のまにまに。
Fate/Grand Orderのオベロンへの理解を深めたく、読みました。
古のギリシャにて。
アテネ公を初めとする3組のカップルたち。婚儀の余興として準備する素人劇団。妖精王オーベロンと従者のパック、妖精の女王ティターニア。
これらは絡みあい溶けあう現実と虚構と空想の話。
荒れに荒れて痴情のもつれる始まりから、ロバ頭に恋する妖精女王やら、魔法をかけるべき相手を間違えて混乱を深くするパックやら、三文芝居にケチを付けるハッピーエンドやら。
解題によれば、本作のパックの存在は当時の世間一般における妖精のイメージを大きく塗り替えました。馴染みやすいものとなりました。
わちゃわちゃ感とハッピーエンド感を楽しめる人にお薦めする作品です。
朗読しました。
なお、「あらし」については現在興味がないため読みません。
読書状況:読み終わった
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文
- 感想投稿日 : 2022年10月3日
- 読了日 : 2022年10月3日
- 本棚登録日 : 2022年10月3日
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