2冊目の湊かなえ作品。
あいかわらず緻密な構成と読みやすい文体で、先が気になる作品でした。
だったんですけど……前作の「花の鎖」もですが、場面があっちこっち切り替わるので頭が混乱しました。
すぐに読み返して復習しないと理解しきれなかった(^_^;
色んな「N」を持つ登場人物が、それぞれの思惑や願いのために動きます。
その結末はどれも切ないのですが、彼らにとってはそれが幸せなんだろうな……と。
ある家族の「短命の家系だ」と言っていた伏線がこんな形で回収されるなんて、なんて皮肉なんだろうと悲しくなりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年7月2日
- 読了日 : 2022年7月2日
- 本棚登録日 : 2022年5月1日
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