小集団の封鎖性に着目し、様々な事案(天下り、過労死、いじめ等)を読み解いておられます。そんなタテ社会への処方箋として、場は一つと限らない、複数の場所に所属する社会に向かう事、を上げられておられます。そんな努力が、閉ざされた日本の社会に風穴をあけることになる、と。名著 ‘たて社会の人間関係‘ から50年の月日が流れておりますが、著者の中根さんの目には、変わろうとして変わりきれない日本の現実がはっきりと見えているようです。★四つであります。
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- 感想投稿日 : 2022年10月5日
- 本棚登録日 : 2022年10月5日
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