後半、九州から北海道への移動が焦点になってくるところを読みながら「飛行機で行けば簡単だけど当時は空路もそれほど発達していなかったのかもなあ」と思っていたら、あっさり「飛行機で行った」という種明かしで精神的にコケてしまった。『砂の器』の超音波殺人といい、読む前のイメージに反してどうもいろいろと緩さの目立つ作家である。しかし容疑者の妻がじつは黒幕だった(らしい)という結末はよかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年6月29日
- 読了日 : 2023年6月29日
- 本棚登録日 : 2023年6月29日
みんなの感想をみる