抱擁、あるいはライスには塩を 下 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2014年1月17日発売)
3.88
  • (103)
  • (143)
  • (97)
  • (20)
  • (3)
本棚登録 : 1584
感想 : 127

こんなにたくさんの登場人物が出てくる長い物語なのに、ほとんどの人のことを把握できて読み終えられたのは、わたしとしては珍しい。

わたしは自分が、高貴さと変さ(他に邪魔されない家の中の秩序と、おかしさやこだわり)と、世間との交わりとを、
自分好みのバランスにしようとして生きている、という見方に思い当たった。

最後の懐かしい、家の記憶の描写が、とてもよかった。音や映像が浮かんだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年4月9日
読了日 : 2020年4月9日
本棚登録日 : 2020年4月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする