中学生への授業をもとにした世界一簡単な「株」の本 (「お金に困らない子」はこうして育つ!)

著者 :
  • マキノ出版 (2006年10月14日発売)
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本棚登録 : 71
感想 : 11
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株を学ぶにあたって、まずはここから中学生向け「株」についての「基本のキ」
マネックス証券が開催する「株のがっこう」の授業の記録と小中学生が実際に株投資を体験したレポートから成るこの本。
え!小中学生でも株の取り引きができるんだ!から驚きでした。7例とも親御さんが株取引をやっている方々で、こともは親の姿を見て興味を持つんだなと思いました。

こどもに対して、お金についてのあれこれをどう扱ったら良いものか判断に困る事があるので、まずは自分がお金の勉強をします。

こどもたちが普段手にしているおもちゃやお菓子を売る企業に投資をして応援する。社会とつながる入り口に株取引を最初に学ぶというのはとても入りやすいという事がわかりました。

脱線します。
よく「学校では教えてくれない〜」というのがありますが、「お金のこと」もその1つだと思います。金融教育も導入するようになるとも聞いています。
でも、ちょっと待って。そもそも学校では、「その人に必要な事を全て教えてくれる」ところなんでしょうか?「学校では教えてくれない」って言い方がどうも、何でもかんでも学校で教えてもらえると錯覚しているように思えてなりません。親も生徒も先生も誰しもが錯覚してませんか?
学校で教える事とそうでない事をはっきりさせる必要があるのではないかと思います。躾から何から何まで学校に押し付けた事が、教師を長時間労働に追いやったんじゃないでしょうか?かわいそうに教師たち。
学校で教わらないことは、自分でそして家庭で、勉強しなければならないと自覚する事が生涯教育につながると思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年7月15日
読了日 : 2017年12月22日
本棚登録日 : 2020年7月15日

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